お客さん
うちの娘たちは子供のころから友達を家に呼んでくる子。
階段がリビングにあるので、自分たちの部屋にいくためには必ず私たちのいるリビングを通らなければならないから、小さいころから誰が来てるのかどんな子たちなのか自然に目にしてきた。
それはお年頃になっても、大人になってもかわらない。
女友達も、男友達も、彼氏も、恋人も、みんな見てきた。
今日はsakiの職場の同僚2人が遊びにきている。
スナック菓子と飲み物を持参するのは高校生のころとかわらないけど、ケーキをお土産に持ってきたり、ピザを取ったり、冷蔵庫からビールを拝借したり、と「女子会」が繰り広げられている。
学生時代の友達たちと、社会人になってからの友達とはやっぱり雰囲気がちがってくるけど、sakiの友達は可愛い子が多い。
相方は平静を保つためにすでに飲み始めているけど〜ww
子供の成長は付き合う友達の雰囲気でよくわかる。
思春期のころはちょっと危なげだったり、連れてくる彼氏によっていい恋愛してるな、とか、大丈夫かなぁ、とか親として気になったり、同性として喜んだり。
「ママは連れてくる友達のことを絶対悪くいわなかったよね。」
子供たちにそういわれるとうれしくなる。
二人がどんな子を連れてきてもその子を否定する言葉は言わずに、見守り、導き、育ててきた。
どんなに危なっかしい子でも、いいところは必ずあるから。
中学のとき、sakiの部屋でたばこを吸った子がいたけど、その時はしっかり叱った。
なぜ、いま煙草を吸ってはいけないのかを話した。
そうやっていろんな子たちと接し、ちゃんと認めてきたから、いまでも道で会うと挨拶してくれる。
「ちゃんと一人前の人として扱ってくれたのがうれしい」
それは大人も子供も一緒。
自分の子も人さまの子も一緒。
友達を連れてこれる家って大事。
お客さんが来る家はたのしい。
いまも二階からきゃーきゃー笑い声がしてる。