10分デート

「今日古淵?」
カルチャーが終わった私はバーミヤンでランチ中。といっても「冷やし坦々麺」をオーダーしたばかりでメールに気付き返信。
「うん。このあとS病院」

メールは愛人たぁちゃんから。


しばらくして坦々麺が来るのと同時に「今、古淵ついた。」とメール。

「いま、バーミヤン。10分なら会えるよ。」
「う・・・ん。・・わかった!行く!おなじもの頼んどいて」

と、これは電話での会話。急なときはやっぱりメールより電話ですよ。


「すいません。おなじものをもうひとつ」

店員さんの驚いた顔。そりゃそーだろう。坦々麺置いて10歩も歩いてないしw


たぁちゃんと冷やし坦々麺がほぼ同着。
私たちは本当に寸暇を惜しんでデートする。スキマ時間はタレント並み。

「食べ終わるまでの間はOK!」
愛人だからできるデートだ。顔をみるだけで安心する。

「久しく会ってなかったからさ」
「だよねー」
ズルズル(食べながら話す)

「あー、この肉みそでゴハンたべたい」
「わかる!これから仕事なのに葱と唐辛子とニンニク〜」
「あたしは昼寝〜」
ズルズル(最後までしっかりたべる)


言葉通り、10分で店を出て、左右に分かれてそれぞれの午後の仕事へ。

10分間にしたことは、世間話とスケジュール確認とコロプラ話。

会いたいなぁ、と思ったときに会えるのはうれしい。
女友達は気軽さとめんどくささとライバル意識が交錯するらしいけど、背伸びすることもなく、自慢することもなく、優位に立つことも、卑下することもない関係はある程度「大人」にならないと得られないものなのかもね。
お互い「いい年」になってから出会ったから、「個」が確立していてとってもラク


次はもうちょっと長くデートしたいw