新しい生活が始まった

里帰りを終えて昨日自宅に戻ったyuka。
産後の肥立ちはまだまだ気がかりだけど、やっと「二人」で、新しい生活を送ることになる。
いままで駆け足できたから、ゆっくりと二人の生活を創っていってほしいと思う。
そして、盤石な家庭を作り、こころもからだも元気になって笑顔で過ごす毎日を送ってほしいと願う。


なによりてつがうれしそうで、yukaも安心した顔をして帰って行った。

すぐに買い物には行けないので、しばらくは大丈夫なように食材を山のように詰め込んだ「おたのしみ袋」なるものを持たせた私。

「今まではみんなが二人を守ってきたけど、外に出れば心ないことをいう人もいるし、いろんな雑音が耳に入ってくるかもしれないけど、それはごくフツーのことだからね。悲しくなることも怒りたくなることもあるけど、大事なのは二人の気持ちと生活だからね」
と、言って送りだした。


sakiもいよいよ社会人としてのスタートを切った。
昨日から研修が始まり、同期の仲間たちとの再会に喜んだり、配属場所に行ったり、メモをとったり、と忙しかった様子。

同期には被災地の人もいて、家が流されたり、上京できる状態ではなかったけど、会社が飛行機代を出してくれて、空港まで迎えにきて買い物も一緒にしてくれたそうだ。
「からだひとつでいらっしゃい。住むところも用意するから心配しないで」といってくれたらしい。

慣れない環境での生活、それは上京組も地元組も変わらない。


遠くの大きな目標よりも、目の前にある一日一日をしっかりと生きる(仕事をする)ことが大切だと伝えた私。


二人の娘たちが言葉通り「ひとり立ち」していった日。


みんなさまざまな不安の中で新しい扉をあけて、希望の一歩を踏み出した。


とにかく無事故で、そして健康で、笑顔で・・と応援団もいつもの何倍もエールを送る春。