優ちゃん日記12ー天使ちゃんー
19日、午前0:40、優ちゃんはてつの見守るなか、yukaの手の中でゆっくりと、ゆっくりと天使になっていった。
まるで自分の役割は終わったというように。
肋骨を開けてあったので心臓の上下が皮膚を通してみれる。
命の力強さと尊さを小さなカラダで私たちにしっかりと教えてくれた優ちゃん、何も言わずそれこそカラダをはって。
大人は背筋を正してそれらを受け止めなければいけない。
初めての沐浴を二人がする。
搾乳したばかりのおっぱいを綿棒にたっぷりと含ませ、唇とんとんじゃなくて、小さな舌の上に乗せてあげていた。
お風呂上がりの一杯はそれはもう格別だろう。
「親」の涙が優ちゃんのほほにもつたう。
親として二人が初めてやった沐浴、お着替え、おむつ替え。
もちろん新米だからスムーズにはいかない。
でも、それがひとつひとつ「親」になる時間と変わる。
たくさん抱っこしたよ。
みんなが抱っこしたよ。
ぎこちなかった抱っこが上手になっていくよ。
川の字で寝たyukaたち。
フツーのことをフツーにやる。
いい子だよ。本当に、本当に、かわいい子だよ。
ありがとう。ありがとう。