優ちゃん日記10−祈りー

今日、人工心肺と人工透析を外す手術をして、優ちゃんはいま非常に危険な状態だけど、自力で生きている。


術前、乳酸値がやや上がっていたのでDrは術中に命を落とすこともある、とyukaたちに告げたそうだ。


てつが職場に電話をくれた。

「今、手術が始まりました。これで人工心肺を外しておもわしくなかったら、再度装着するかどうか、手術が終わるまでに結論をだしてください。と言われました」

重く悲痛な声。

若い二人が「親」としての決断を迫られた。


人工心肺をもう一度装着しても今より悪い状態になること、そしてそれは治療ではなく、延命でしかないということ。乳酸値が上がらず2〜3日状態が変わらなければこのままいけるが、それは未知の世界だからわからない。

Drからの話はこんな内容だったそうだ。



二人は「もし悪くなっても人工心肺を装着することはしない」と結論をだした。


「あとは優ちゃんが自分で決める。優ちゃんが決めたことを私たちは受け入れる」

これが二人が入院中に出した答え。
それに従うという。


肺に穴があいていることがわかった。と病院から電話。
駆けつける必要はない、とのことなので、自宅待機中。



術前におっぱいが張ったのでしぼったところ、ナースから「優ちゃんにあげる?」といわれ、綿棒に浸して唇にとんとんしてあげたそうだ。





今夜から明日が山。


すべての命に深い祈りを捧げます。