優ちゃん日記2

yukaはゴハンが足りなくて何かつまむものを買ってきてというくらい食欲旺盛。

「先生から何をいわれるんだろうね。どきどきするよ」
と不安気だけど、ずいぶんと「しっかり」してきた。
母親になるという自覚がyukaに「強さ」を与えてくれた。


今日は産科のドクターからのお話

一番心配していた「左心低形成症候群」
これは新生児死亡率が非常に高い。
手術も難易度が高く、すぐ手術をしても成功率75%
心臓は成功して、酸素渡らなくて脳性まひになっても、心臓の手術が成功すればデーターとしては「成功」になる。
それくらいの数値。


ドクターもこれを真っ先に思ったらしい。左が全くないことも。



そしたら左はあった。
大動脈も細いながら存在していた。
ただ、右と左の仕切りがない「単心室




優ちゃんは先天性心疾患をもって生まれてくる。
これはまぎれもない事実となってやってきた。



どんな手術が施されるか、術後の生活はどうなるか、それらは明日10時に小児科と小児心臓血管外科のドクターから話がある。



「本当にいいタイミングでココにきました。安心してください。いまだからちゃんと検査もできるし、分娩の予定も立てられる。チーム組んでるので大丈夫ですよ」


話を聞いていて「言霊」が体中にしみわたる。


月曜日、yukaは陣痛誘発剤を点滴されて分娩に向かうとのこと。
マンパワーの揃っている日中に産む予定だけど、点滴がきれて、陣痛がついてなかったらまた翌日に延ばされる。

たとえ週末の深夜に陣痛がきちゃっても、各チームがちゃんと揃うように段取りをしてあるという。


小児科、小児心臓血管外科、立ち会いのもとで分娩するyuka。
優ちゃんは生まれるとすぐにNに運ばれ、本人の様態をみつつ、早ければ週後半には手術の予定。

初乳も授乳もOKだという。

そしてyuka自体は健康なので、産んで5日目で退院。




今日わかったのはここまで。

明日また説明を受けてわかったことがあれば載せます。

体内がとっても居心地いいみたいで、今日も優ちゃんは元気に手足をのばしてました。


人ひとりがフツーに生まれてくるって奇跡なんだね


たしかにそうかもしれないけど、人はみな見えない障害を持って生まれてきてるんだよ。
アレルギーやぜんそく、じん疾患、心疾患、難聴、吃音・・・いろいろあるもの。

目に見える「障害」はわかりやすい「障害」

見えない「障害」はただ「見えない」だけ。