雨の訪問者

幸いにして雨の土曜日。朝からのんびりモード全開の我が家。
部屋は散らかったまま、ノーメイクで、炊きたてごはんと智ちゃんから送られてきたおいしいたらこ&すじこでお昼を済ませ、だらだら過ごしていたら「ピンポ〜ン」

「北海道の藤岡です」


え?


次の瞬間、頭のなかが猛スピードで事態を把握した。


「じゅんた!北海道の藤岡君が玄関にいる!」


なんともまぬけな言い方だけど、思わず口にでたその言葉に寝っ転がっていた相方がものすごい勢いで飛び起きた。


藤岡さんは相方の大学時代の友人。親友。同じ柔道部だったのに、すっごくスリム。
会うのは私たちの結婚パーティー以来だから6〜7年ぶりになる。

聞くと出向で2年前にこっち(霞が関)にきてるという。あと半年で旭川に戻るという。最初の1年はとにかく忙しくて大変だったって。

「住所も電話番号もなくて、たしかこっちかなぁって思いながら・・」って一時間ぐらい近くを歩きまわったそう。


びっくりした以上にうれしくて。
会えたことがうれしくて。
もう感動と感激で胸がいっぱいになった。


相方のはずんだ声や笑い声にsakiも「パパうれしそうだね♪」と。

とにかくうれしくてたまらないのがよくわかる。


「にこ。いまどのくらいご機嫌だかわかる?誕生日に丸太ぐらいのバームクーヘンもらったくらい機嫌いいんだぞ」


たとえが「???」だけど、とにかく大親友の来訪はそのくらいうれしい出来事だったわけ。
だって、旭川にいるとばかり思っていて、函館に行った時も、「旭川は遠いからなぁ」といってたくらいだから、東京にいると知ったらもう居てもたってもいられないらしい。


「明日kurinは用事があるんだよね?」←でかけるつもり
「平日ならいつがいいかなぁ」←でかけるつもり
「あと半年だもんな・・」←でかけるつもり


「今日、家にいてよかったね」←雨に感謝
「服着ててよかったね」←肌寒さに感謝



雨の訪問者はとびきりhappyな時間を持ってきてくれました。


藤岡さん。今日はありがとう。また来てね。また一緒にごはんしようね。