気になる子供たちの生活
小学校の課外授業の講師をここ数年やってるんだけど、最近気になるのが子供たち(4〜6年生)の体力と態度。
1時間強のトーンチャイムの講座で、ちゃんと立って演奏することができなくなってる。
もちろん途中休憩も入れてるし、演奏ばかりじゃないのに、今日なんて始まって30分ぐらいでもう床に座り始める。
寝っ転がる子もいる。
3年ほど前から始まる前に、朝食を食べてきたか、給食は残さず食べたか、夜は早く寝てるか、を子供たちにきいてるんだけど、案の定朝食抜き多い。給食も残す子が多い。遅くまで起きてる子も多い。そしてこれまたお察しのように、親はなにもいわないらしい。
それどころか、夜おそいテレビを一緒にみてるし、居酒屋にゴハン(親は飲む)しにいくし(よって遅くなるわけですよ)・・・
「朝ご飯、(作ってくれ)ないよ」なんてことを子供が平気で言っちゃダメだよ。
もちろんそんな子ばかりじゃないけど、そうじゃない家庭が増えてるのも事実。
「朝ご飯食べなきゃ学校いっちゃだめ」って言ってた親がたくさんいた時代もあったのに。
私の親はそうだったし、私もそうやって子供たちを育ててきた。夜も八時以降起こしてはいなかった。それがフツーだと思ってきたし、今も子供はそうじゃなきゃダメだと思ってる。ちゃんと食べてちゃんと睡眠時間をとらないと、カラダも心も、脳も育たないんだから。
朝ご飯を食べくること。
給食は残さず食べること。
夜は早く寝て、早起きをすること。
この三つを子供たちに約束させてるわたし。
今の時代、なんでもあり、なんで、のどが乾けば水をのみにいくし、授業中でもトイレにいく。周りより「自分」がしたいようにする。それがまかりとおる。
場をわきまえるとか、我慢をするとか、今○○をすると後からどうなるとか(先読み力)が本当に欠落している。
ちょっとでも強いことを言おうもんなら、逆に文句いわれるからつい黙って(甘くなって)しまう大人たち。
子供は大人が育てたようにしか育たない。
今の若者を嘆くより、そう育てた大人(自分)たちを恥じるべきなのかもね。