「大人の遊び場」のはじまり


「大人の生徒さんだけ集めて、お茶とケーキ食べながらのサロンコンサートとかやりたいなぁ。アンサンブルの会もいいなぁ。・・・」と、ずっと考えていたわたし。
構想10年っていっても大げさじゃない。

楽器があるところ、音を出してもいいところ、ちゃんと食べられるところ・・ってホテル?
高そー。いや、まずは見積もり。宴会コース?バンケットルーム?○○の間?
やっぱ高いーー。と、考えるもずっとこんなののくりかえしw あの日までは・・・。



大人が楽しめる場所、作んない?
飲んだり食べたりしながら演奏したりさ。
発表会っていうと緊張しちゃうけどさ、そうじゃなくって、楽しい場所。
でも演奏すんの。楽しい気分で演奏すんの。下手でもまちがえてもいいんだよ。やろうよ!


3月の発表会が終わったあとのレッスンで、菅沢さんがわたしに言った。



12月はイベントの山盛りだから、「じゃ11月、ボジョレー解禁した週の土曜日とか。ワイン片手にピアノ弾いちゃう?!」と軽く言ったら、笑いながら「そうそう♪ 収穫、実りの秋ってのがいいじゃないの」と彼。


そしてその年の11月、第1回「大人の遊び場」をグランドピアノがあるラシエット(レストラン)で開催。
みんなに手伝ってもらいながら、支えてもらいながら今回で7回目。


1回目が終わったころ、「いや〜、たのしいね〜。またやろうよ。半年後ぐらいにさ!こういうのはすぐにやるのがいいんだよ」と、これまた軽く言ってくれた。


半年に一回。5月と11月。これにも実はちゃんと意味がある。


11月は「実りの秋」5月は「田植えのころ」

苗を植えて、実りを待つ。
種まきをしなければ実りはない。

ここにも菅沢さんのメッセージが隠されていたのだ。


ずっとあたためていて、あたためすぎて「策」ばかり高じていたわたしの背中を、いとも簡単にポンと押してくれて、「大人の遊び場」という形でスタート。


参加する人たちの「笑顔」のために、そこに行けば仲間がいる「安心」のために、欠くことなく続けていきたい。



「素人演芸大会」ともいわれる「大人の遊び場」第7回は、11/14に開催。