昭和の生活


銀座の旅館吉水が国内第一号のグリーンキーを取得したんですって。

「ちょっと昔の生活をコンセプトにしました」と女将が言ってました。


ちょっと昔の生活・・・たたみで、冷蔵庫もテレビもない客室。お布団も自分で敷く。シーツなどはオーガニックコットン使用。野菜の皮も捨てずに使いきる。

これって私が子供だったころの生活。昭和30〜40年代の生活。(祖母の家の冷蔵庫は氷で冷やすタイプのものでした)



エコ生活・・・それはちょっと昔の昭和の生活。
暑ければうちわで仰ぎ、寒ければ重ね着をする。すだれや打ち水、生活の知恵です。
掃除だって、ハタキをかけ、ほうきで掃く。茶殻をまくコトだってありました。
生ごみは庭に穴を掘って埋め、だしをとった煮干や鰹節も当たり前に食べていました。
駅の階段はひたすら上り、そして下る。雨が降れば長靴を履く・・・
お店だって夜になれば閉まってたし、年末年始はどこもかしこも休みでした。


そんな生活をしていれば、今の環境問題とは無縁のはず。
生活習慣病やメタボ対策とも無縁なのですよ。

でも、ちょっと不便なんだよね。ちょっと不自由なんだよね。
より快適に暮らすための「工夫」や生活スタイルに合わせた「便利さ」が歓迎され、もてはやされ生活にどんどん取り入れていった結果、今の生活になったんだけど。
望んだこととはいえ、その代償はとてつもなく大きい。




食べ物は使い切るようにしています。もったいなので捨てるくらいなら食べちゃいます。きれいに食べます。食べきれないようならはじめから少な目にします。
割り箸は極力使いません。エコバック持ち歩いてます。靴下の穴、繕いますww
古くなったバスタオルは足拭きマットになり、Tシャツも切って使い捨て雑巾にして、それから処分。そして極めつけの早寝早起き!ww


私がやってることは焼け石に水程度のエコですが、しないよりまし。


激動の時代を駆け抜けた世代の方々は、みなさんいろんな意味を込めておっしゃいます。
「便利な時代になったもんだ」