そんなこといわれても。。。

音楽教室を運営していると、いろんなことが起こります。

生徒の増減は直接収入につながるので、経営者(オーナー)としては過剰に反応しがちですが、あまりにそれが露骨だと苦笑いするしかありません。


進級進学に伴い退会していく生徒がでてくるのがこの時期。

そのほかにも、親のリストラや離婚でやめていく生徒も近年増えています。


「先生、T君やめるわよね?」(友達たちの前で聞いたらしい。Tくん困った顔してました)


Tくんは、ピアノを通して音楽の楽しさを知ったので、ギターをやりたくなり中学に入ったらギターを習いにいきたいと。


「先生、Nくんはいつまでやるって?」(一年前から毎回聞かれます)

Nくんは中学に入るときやめるはずだったけど、自分の中で発表会を区切りにしたいと、一年がんばってきました。Tくんもそれは同じ。


「先生、Yちゃんも中学に入るけど。。。」(引きとめに必死です)


Yちゃんはまだ思案中。部活との兼ね合いもあるし、時間変更が可能なら続けたいとも。



Tくんは最初野球をやりたいからっていっていたので、それなら仕方がないとオーナーも思ったみたいだけど、それが同じ音楽(ギター)だから気に入らないらしい。



つまり!


生徒が辞めていくのは先生に責任がある、と!
月曜クラスは誰もやめないのに!・・・(と、いわれてもそのクラスは低学年ばかりだし)





そんなこといわれてもねぇ・・・・
私のクラスは一番小さい子で4年生なんです。春からは5年生。塾に行き始める学年でしょ?



ぜんぜん練習してこなくて、いやいやレッスンに来ていたNくんは、「先生に代わって本当によかった。音楽すきになったもん。だから発表会出たいって親に言ったし。でも、うち、弟にお金かけてるからオレまで回らないんだよね。」

Tくんも「ピアノやって、音符やリズムがわかったから、今度はギターとドラムやりたいんだ。」
音楽をこんな形で発展させて楽しんでいけるようにするのが私の指導スタイルだから、ピアノだけに固執せず、長く音楽をしたいと思ったことを評価してるんだけどね。


Yちゃんも、時間が合えば続けたいっていっているのに、学年があがればみんな時間がずれて空きがない状態。

ほかの曜日もいっぱいだし、そこは月〜木しか教室やってないから移動ができない。


講師の思いと、オーナーの気持ちが必ずしも一致していない現状。

むずかしなぁ。。。


生徒が増えるときもあれば、減るときもある。
音楽教室は客商売。お客さんの意思で、入会もすれば退会もする。
「今月いっぱいで」なんてことはよくある。その瞬間、私は無職。
そんなことはフツーのことなのに、それを天地がひっくり返るような言い方をされると、本当に凹みますだ。