別れの朝は雨

kurin2006-02-16




長年一緒にいたチビとお別れをする日がやってきました。
いつも一緒。どこに行くにも一緒。

「どこの営業車かと思ったよ」といわれようが、「代車?」といわれようが、どこにでも連れて行きました。

途中でマフラーを落っことしても、ATなのにエンストしても、エアコンが効かなくなっても、窓が開かなくなっても、ワイパーが途中で止まっても、それでもかわいかったチビ。


「チビ、今日は重いでしょ」
「チビ!夕焼けきれいだよー」
「チビちゃん・・なんかママはせつないよ」
「チビもそろそろゴハンだね」
「最近チビお風呂入ってないね」


私のひとり言をいつも黙って聞いてくれたチビ。苦楽を共にした6年でした。


私にとっては初めてのAT車。それまではずっとマニュアル車でブンブン走ってました。
ゴーカートのような乗り心地にしばらくは不安さもあったけど、慣れればホントかわいいやつだった・・。手放すってのは何でもそうだけど、さびしさが伴うものですね。


新しくきた車、プレオくんにはまだ名前がありません。


まだまだ意思の疎通がお互いできておらず、緊張のドライブ。

牽制しあってます。

ま、お互い慣れるまではもうちょっとこの微妙な距離感を保っていようではないか。


最後にチビの助手席に乗ったのは母。
そして最初にプー(仮名)の助手席に乗ったのも母。


「あら、水色なのね。」


母は赤い車がすきです。


「変な色・・」


sakiはいつも直球です。



この一言で、私は彼を100%信じ、愛することをココロに誓いましたっ!