悲しいほどお天気


週明けにお友達の訃報が飛び込んできました。
あまりに突然で頭はずっと混乱してました。
一緒にコンクールに出たり、演奏したりした音楽仲間の死。
年齢はワタシとほとんど変わらないのに。病名はまたしてもガン。
一ヶ月で自分の命が終焉するなんて誰が思って病院へ行くだろう・・・。
ただちょっと微熱があっただけなのに。



頭が混乱してるのに、フツーにレッスンをし、家事をし、ゴハンを食べている自分。


彼女との最後のお別れを終えた今日の空は、どこまでも青く澄みわたっていて、まさに「悲しいほどお天気」



残されたものの悲しみは計り知れない。
残されたものゆえ、一生懸命、精一杯、生きなければいけないと改めて思うのです。



ご主人のお別れの言葉のなかに「愛するパートナーでした」という一節がありました。
彼女は最後に「悔いはないわ」といったそうです。
一人息子さんがやっと6年間の大学生活を終え、来春には歯科医として活躍するのを楽しみにしていたのに・・・。
それでも「悔いはないわ」と言った彼女・・。


人生の出発も、休息も、居場所も、そして戻る最後のところも、全ては「家族」の中にあるんだと思った日でした。


自分とつながっている人たちの中で、ワタシは今日も生かされていることを、とても愛しく、尊く、ありがたく思った日でした。


ありがとう。