屋台の餃子屋

kurin2005-09-26


〜♪ぎょーざー ぎょ〜ざ〜〜  と、焼き芋さながらの呼び声に誘われたsaki。
学校から帰るやいなや(as soon as がなぜか浮かんだ。笑)、「屋台の餃子やさんがいた!!」 とってもわかりやすい。買えといっているのだ。食いたいといっているのだ。

ならば今夜はそれで。
「すきなの買っておいで。焼いてあってもなくてもいいよ」
きっと、フツーのと、ごぼうと、カレーと、キムチと・・そんなもんかな。と思っていたちょっとブーたれて帰ってきた。
「あれ?ひとつ?」
「ひとつしかダメなんだって。」
「なんで?前は何種類買ってもよかったのに・・。お兄さんだったでしょ?」
「ううん。おじさん、てか、おじいちゃん。さんざんしつこいくらいに何度も説明されたよ。前は何種類でもよかったけど、それやるとお店に帰ってから怒られるんだってさ。俺もたいへんなんだよって」


まるで子供の使いである。さっぱりわけがわからない。


「まさか、ひとつずつ12個ください、って言った?」
「ううん。カレーと、フツーのと、ごぼうと、キムチをください(←ほら、当たった♪)
ひとつずつって。」
「わかった!おじさん、一個だとおもったんだよ。全部で4個。きっとカレー1パック、フツーの1パック・・っていわなきゃわかんなかったんだと思う」
「なんで〜〜〜??パックになってたもん。それってひとつくださいっていわないの?いうじゃん。それに全種類くださいっていったもん。」
「で、何買ってきたの?」
「カレー♪」


ひとつしか買えないとなると、さぞや頭の中はフル回転だったであろう。



日本語とはこんなにもむずかしいのである。単位は落とすべからず。


しかし疑問が。
そんなんで逆に商売になるのか?売れ残ってしまうんではないのか?かえって怒られるんじゃないのか?
sakiの言い方が悪かった?おじいさんの勘違い?それとも真実??