いたいけ
辞書によると「おさなくてかわいらしい」「いじらしくて、いたいたしい」とある。
まさに今朝のsakiがそうだった。
おさなくて、のほうじゃなくて、いじらしくていたいたしい、ってほう。
今月一杯実習で幼稚園にいっているsaki。
指導案を書いたり、クラスを持ったり、それ以上に実習ノートが大変。おまけに長丁場。
さらにはインフルエンザの子も出た。
マスクして働いている職員はいないし、体調だけは気をつけていたのに、昨日から微熱がでているらしい。
「具合悪い・・・。微熱が下がらない・・・。」
熱測って、薬飲んで、食卓につくも食べる気が起こらない様子。
「子どもたちの前じゃ笑顔でいなきゃならないしな。辛いよな。」と相方
「大丈夫?あたしの体力半分あげたいよ」とyuka
「少しでもたべていきな・・」
みんながやさしい
体調を崩したことが悔しくて、情けないと、パンをかじりながらぽろぽろと泣くsaki
あんなに気をつけていたのに、熱を出して・・!と自分で自分が許せない。
「幼稚園じゃ泣けないもんね。泣きな。ここでしか泣けないんだから。たくさん泣いていいんだよ。家なんだもん。ね。がまんしなくていいよ」
いつもなら「不摂生してるからよ!」「薄着でふらふらしてれば風邪だってひく!」「自業自得!」と、これみよがしにいうところだけど、今回ばかりはそれらを飲み込んだわたし。
家族は家での顔しかみんな知らない。
わたしが外で働いている姿を家族が知らないのと同じに、相方の様子も、子どもたちの様子も、知らない。
知らないところで、歯を食いしばって生きている。仕事をしている。仲間を作り、勉強している。
体調が悪くても休めない。将来の夢や目的のためにがんばらなくてはいけないときがある。
「責任」と「現実」の板ばさみ。
自分で乗り越えていかなきゃならないことって、たくさんあるからね。
・・・声も出さずに涙を流す・・・言葉通り、はらはらと、泣く。そんな泣き方をするsakiをはじめてみた気がする。
土日はゆっくりと体力を回復させてあげよう。