感動はこころの栄養
小さいころはよくミュージカルやオペラに連れて行ったけど、自分から行きたいと言わないsaki。(よく覚えているし、好きなのに出不精)
今、大学でなぜか芸大の声楽科の先生のもと、キャッツ(メモリー)を歌っている。(ある意味恵まれているけど)
「一度見とけば?」
「いい」
「生はいいよ。感動するし、勉強になるから」
「いい」
と、そっけない。
そこそこ歌えても先生からこのところ毎回ダメだしが出るそうだ。
「あなたの(キャッツの)イメージはどんなの?」(内容しらないし)
「何色?」(知らないんでイメージできず)
「風邪?その声なに??」(学祭のバンド練習で声がれ)
「もう、いらいらするわ」(わかりますとも。。)
と、まぁ容赦ないらしい。
歌の授業の日は、前日からのどスプレーをして、マスクをして臨んではいるが、イメージがわかずに歌うのだからそれ以前の問題なんだけど、本人は気づいていない。
「キャッツってどんな話なの?メモリーの日本語歌詞、持ってる?」
と、すがってきた。
私は持っていないので、遊び場でおなじみのpingpingさんにお借りて、それを見ながら本人なりにお勉強。
試験は来月の下旬。
今日は高校時代のお友達が泊まりに来て、なぜかキャッツのはなしに。
「saki、キャッツいいよー。実習前に見て元気もらおうよ」
「・・・キャッツ、いいの?」
「もうすっごくいいから!私も見たいんだ。一緒にいこうよ!」
「うん♪」
をぃ。。二つ返事かい?
この豹変振りに唖然とする私。。。
二人が騒いでるそばで、ならば・・と、さっそくチケット情報をチェック。行く気になってる今がチャンス!
「1/17、あるよ。昼と夜。あ・・両方とも席が離れてる」
「一緒の席がいい!!」
「じゃ・・14の水曜日夜。A(8000円)だけど、ここ、どう?」
「えーー!たかーい!お金ないーー」
「じゃやめる?他だと席よくないよ。いい席だともっと高いよ」
「そっか。席いいし。。その時間なら平気だし。。いくいくーー!!」
「じゃ、取るよ。いい?」
「うん!!!!」
ぽち☆
行くとなったら即決。チケット取っちゃいました。(私もいきたい)
「さちこがいいっていうのは本当にいいから、行ってくるね♪ありがとうママ!!」
ふーーん。
「試験前に本物みて、これでバッチリだ〜〜〜」
ほぉーーーー。世の中そんなに甘くはないぞ。
でも、一度見てほしかったから、その気になってくれただけでもよかったよ。
ミュージカルでもコンサートでもハマってくれ。
あの感動は見たものじゃないとわからない。
まさに「こころの栄養」そのもの。まずはキャッツ!