四十九日は四十九餅


昨日、父の四十九日法要を河津でやってきました。
お寺は親戚。宗派は臨済宗

四十九日法要の作法も、必要なものも何も知らずわからずの私たち。
母のところに「おばさん、お供えとかお花とかどうする?」と問い合わせがあり、母は「何もわからないから任せるわ」といいました。

「車?電車? 納骨しないならたいへんだから骨はいいよ。おじさんの位牌と、遺影(葬儀で使った大きいやつ)だけ持ってきて。あとはこっちで用意するから」


臨済宗がどうの、ってわけではなく、たぶん河津の慣わしなんでしょうね。
行って驚きました。


お供え餅(けっこう大きい)が対になり、その間には49個の丸もち。
50個のお団子(これも25個づつ対に山になっていた)
にんじんとごぼうの煮物。お寿司。花。御菓子。


「やっとおじさんも仏様の仲間入りだね。こっちじゃ四十九日には四十九餅といって49個のお餅とお供え餅をついてお供えするんだよ」


たしかに子どもの頃、建て前などにいくとお餅がまかれていました。
米が貴重だったころの名残なのか、冠婚葬祭問わず「餅」は必需品らしい。


河津日帰りの法要はたしかに強行軍で疲れもあるけど、久しぶりの河津の空と海と桜に父も喜んだと思います。
(父の骨をわずかですが貰ってきているので、それをタッパーに入れて一緒に連れて行きました)


手作りのお餅は一日たってもまだ柔らかく、今朝は磯辺にして食べました。
家族みんなで「供養」しました。 おいしい♪