あたたかな春の日に
無事に葬儀告別式が終わりました。
父の戒名は「大原教海居士」
私のいとこがつけました。
つまり、父の甥っ子が臨済宗の僧侶なので、読経モロモロすべてをやってくれてたのです。
(戒名のつけ方もわかりました)
父は教師でした。海が好きで、釣り三昧の日々を河津で送っていました。父にピッタリの名前です。
通夜の席で、かつての教え子達(すでにみな要職についている年代)が父のことをたくさん話してくれました。
あの時、「本を読め」といってくれた。
あの時、こういう風に文章を書け、とみんなの前でシンプルに褒めてくれた。
あの時、人を公平に見ろ、といってくれた。
「先生の(あの一言の)おかげで、今の(職業に就いている)自分がいる。」
多くの逸材を輩出していたことを知るにつけ、「命の尊さ」「人とのつながり」「日本語の大切さ」を常に口うるさく言っていた父を改めて知る形になりました。
私にはそんな師がいただろうか
私はそんな大人になっているだろうか
危篤の知らせから、今日まで10日。
別の世界にいたように思います。
参列してくれたみなさま、弔電をいただいたみなさま、多くの励ましや労い、差し入れ、本当にありがとうございました。